話題の産後ケアホテル、マームガーデン葉山に行ってきました!
私は第二子出産時、話題の産後ケアホテル「マームガーデン葉山」を利用しました。民間サービスなのでなかなかのお値段ですし、しかも新生児を連れて行くとあって「気にはなるけど、利用するのはちょっと不安」と思われる方も多いと思います。
ということで、マームガーデン葉山に1週間滞在した私の感想、予約や準備物、施設の詳細などもろもろをこのブログで紹介したいと思います!まだまだ、マームガーデン葉山の口コミはまだ少ないと思うので少しでも悩めるママさんの参考になればと思っています。
今回の記事では、マームガーデン葉山を予約する前の、そもそも産後ケアって何がいいの?何で利用しようと思ったの?みたいなところを軽く触れてみようと思います。(次の記事から、実際の利用について説明していくので興味ない方はこの記事は飛ばしてください!)
利用しづらいと感じた自治体の産後ケア
自治体によって施設や補助の内容には差があると思いますが、様々な産後ケア事業があります。私が住んでいる神奈川県川崎市にもいくつか産後ケア事業があり、宿泊・日帰り・訪問という形で、自治体の補助により少ない自己負担額で産後ケアを受けることができます。
産後ケアの内容…『授乳や沐浴についての相談、乳房管理・トラブルケア、赤ちゃんのお世話の仕方や育児相談・支援、お母さんの体調管理など』 ※川崎市HP 産後ケアのご案内 より
特に、初めての育児で不安な方や実家からのサポートを得られない方に必要性の高いサービスではないでしょうか。
私も一人目を妊娠した時、不安が大きかったので自治体のHPでどんな産後ケアサービスがあるのかいろいろと調べた記憶があります。
当時初めての育児、夫はテレワークもなく育休ナニソレな時代(コロナ流行前)、実家のサポートも無し。産後ケアって私にぴったりのサービスじゃん!と思ったものの…
産後 調べる・準備する気力なく産後ケア利用見送り…
自治体のHPでいろいろと調べはしたものの、いざ産後を迎えると利用のハードルが高く感じました。
現在、令和4年時点で川崎市の産後ケアの利用申し込み方法は、
【母子保健コーディネーターと呼ばれる方へ電話 (平日10~16時)】
となっています。 ※2022年度 川崎市産後ケア事業
第一子の時(2017年)も申し込みは電話だったと思います。
そう…。電話です。
ただでさえ電話苦手なコミュ障なのに、産後のボロボロメンタルな中いつ泣くかわからない赤子の横で電話をかける勇気がなかった!
それに、右も左もわからない状況で質問したいことが多すぎて整理もしきれない。HPには細かいことが載っていない。たくさんの疑問を全部口頭で確認するのが億劫だったんです。
ほかにも…
■主に助産院がやっているため病院の延長のイメージ。
⇒洗濯が有料だったり、オムツ、着替えなど必要な荷物が多そう…
■助産院のHPが充実しておらず、施設の様子やサービス・持ち物などがわかりづらい。情報が少なくて、複数ある助産院の中からよさそうなところをピックアップもできない
⇒電話で聞けば色々教えてくれるだろうけど、お部屋の広さとかサービスの手厚さとかも知ったうえで施設を選びたいし…
■夜間に赤ちゃんを預かってもらってゆっくり休める?母乳スパルタだったらどうしよう…
⇒「状況により預かることも可能」という感じで書かれていると、実際のところ預けにくそう。預けるのを遠慮しちゃうならわざわざケア施設を利用する意味がない…。
産後、精神も肉体もボロボロな状態で電話で問い合わせして、よく知らない場所に赤子連れて宿泊しにいくなんて無理…
そんな風に思って、自治体の産後ケアは利用を見送ってしまいました…。
とはいえ、今川崎市の産後ケアのページを見てみると当時よりもHPが充実し利用しやすくなっている印象はあります。
産後、赤ちゃん訪問で来てくれた川崎市の保健師さんはとても良い方で、産後ケアや育児コミュニティなどについて丁寧に紹介してくれました。
自治体の産後ケアサービスはリーズナブルですし、自宅から通いやすいメリットもあります。民間のサービスでなく、自治体の産後ケアで事足りるなら金銭的にはそれが一番かなと思いますので、まずはお住まいの自治体のケア事業を調べてみてください。
※参考までに、神奈川県川崎市の産後ケア詳細はこちら⇒ 川崎市助産師会
第二子妊娠時、産後ケア”ホテル”の存在を知る
そんなこんなでなんとか第一子は産後ケア的なものを利用することなく4歳まで育て、第二子を妊娠。そんなときにマームガーデン葉山という施設が2021年12月にオープンしたことを知りました。
新生児期、一人の赤子を見るだけであんなに大変だったのに、今度は上の子の世話も加わるとなるとどうなるやら…。戦々恐々としていた私に一筋の光が差しました。産後に私や赤子の世話をしてくれるおしゃれなホテルなんて!?利用するしかなくない!?と…。
私が思う、産後ケアホテル利用メリット4つ
①休める、②良い食事、③育児サポート そして…
産後ケアサービスの売りは、言うまでもなく下記の3点だと思います。
①休める
・睡眠⇒夜中、1回ミルクを変わってもらうだけで連続して4時間以上寝られる!
・食事⇒食事中に赤ちゃんがぐずると、あやすために離席して後で冷めたごはんを食べるか…片手で抱っこしながらもう片方の手であわてて書き込むか…といった状態になり地味にストレス。
ご飯をゆっくり食べられるだけでもメンタルが全然違います。
・お風呂⇒全身丁寧に洗ってスキンケアしてドライヤーして…が難しくなります。美意識高い方ほどストレス溜まると思います…。スキンケアぐらいしたいですよね普通に。
②良い食事用意してもらえる
・食事の支度からの解放⇒産後一か月はまともに外出もできません。夫が料理苦手だと詰みます。夫に頼んで惣菜を買ってきてもらっても脂っこいセンスのないものばっか買ってくる…(うちの夫)
母乳をあげているとあまり脂っこいものは良くないですし、かといってヘルシーな総菜はあんまり売られていないし、毎日毎食料理はさすがにしんどい…。
そんな悩みから解放され、何もしなくても栄養バランスを考えた食事が3食食べられるのは最高です!
③育児サポートしてもらえる
・胸はすぐ張る⇒助産師さんが実際に胸の張りを見てくれたり、アドバイスをくれるので乳腺炎などのトラブルを防ぎやすいと思います。
・赤ちゃんに関してちょっと気になることが無限に聞ける⇒育児書やネットでググっただけではすべて解決しないし、モヤモヤが残りますし不安です。
それに、赤ちゃんのウンチが2日出てないなって時におなかマッサージをしてくれたり、顔に湿疹が広がっていると丁寧に洗ってきれいに保湿してくれたり…自分ではなかなかうまくできないこともサポートしてもらえるのは大変ありがたい!
そして、民間サービスだからこその4つ目のメリットがあると私は考えます。
④手間なし・遠慮不要!
■必要な情報はHPにしっかり書いてある。あれこれ調べる手間がない
■予約もネットやLINEからで簡単
■持ち物が最小限で済む
■夜、寝ていい!いつでも預かる!とちゃんと書いてくれてる
(預かりにあまり積極的でない助産院さんも見かけるので…)
■部屋・食事が病院の延長でなく、ホテルクオリティである
当然お金はかかります…が、「自分はお客さん」だからこそ、赤ちゃんを預ける際、休む際の罪悪感も軽減されてます。
病院の看護師さんや助産師さんはいつも忙しそうで、ちょっとした相談や、ちょっと休みたいから赤ちゃんを預けたい、というのを遠慮してしまいますしなんだか悪いことをしているような気持ちに。でも産後ケア”ホテル”なら、「それがサービスなんだから堂々と休んでいい!」と思えるのもメリットだと思います。
自分が元気で楽しく育児をするために!お金をかける価値があると思いました
あと細かいことですけど、部屋にwifiがついてるとかオプションでマッサージを受けられるとか、夫や上の子も一緒に滞在できるとか、通常の助産院ではあまりないようなサービスがあるのもうれしいですよね。
こういった理由から、私は自治体の産後ケアではなく民間での産後ケアを選択しました。
当然ながら…金はかかりますけどね!
さて、こんな経緯で、産後ケアホテル マームガーデン葉山の利用を決めた私です。
※写真はマームガーデンのロビー、足湯コーナーを撮ったもの。本当にきれいで素敵な施設でした
とはいえ産前~出産直後、宿泊予約をする際には若干戸惑ったポイントもありました。
次はそうした体験談交えつつ、実際の予約から宿泊までを詳しくご紹介したいと思います。
(ちなみに、ケアホテルを利用しようと思ったときはマームガーデンさんがオープンして間もない時期でしたのでほかのホテルを調べることなく予約しました。その後、神奈川では川崎駅から車で20分、川崎キングスカイフロント東急REIホテル内に「HOTEL CAFUNE」という施設もオープンしています。東京や横浜・川崎などにお住まいの方はアクセスの良いこちらも検討してみてはいかがでしょうか)
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